女性研究者研究活動支援事業について

 「女性研究者研究活動支援事業」は、自然科学あるいは自然科学と人文・社会科学との融合領域の学部・学科・や研究科を有する大学や独立行政法人を対象とし、女性研究者がその能力を最大限発揮できるように、出産、子育て又は介護等のライフイベントと研究活動を両立するための環境整備を行う取り組みを支援することを目的として、文部科学省が平成23年度より実施しているプログラムの一つです。

 平成24年8月に、鳥取大学の「女性研究者研究活動支援事業」が採択されました。

※「女性研究者研究活動支援事業」は平成26年3月31日に
  終了いたしました。

ページトップに戻る

鳥取大学における女性研究者研究活動支援事業の実施状況

【1】本学の研究者の状況

 本事業において、女性教員および女性研究員を合わせて女性研究者と表しています。 事業申請時(平成23年度)における本学女性教員の比率は、地域学部(附属芸術文化センターを含む)21%、医学部(附属病院を含む)19%、工学研究科2%、農学部(付属施設を含む)5%、その他の部局を含めて全体では14%でした。教員公募における女性の応募者比率と採用比率を調べた結果、採用比率は応募者比率と比較して低くはありませんでした。このことは、女性教員比率の低い工学研究科および農学部においては、女性の応募者比率が低いことが、女性教員採用数が低い要因であることを示しています。

本学の女性教員増加および上級位職への女性教員登用のためには、まず教員公募における女性応募者の比率を上げることが必要です。次いで、選考時に女性を差別せず、可能ならば優先して採用することが必要です。また、上級職位の女性教員を増やすためには、教育研究実績を積み上げることのできる環境を提供することが求められています。

【2】計画と構想

 三つの支援プロジェクトを柱とし、女性研究者にとって教育研究活動を行いやすい環境作りを行い、女性研究者応募者比率を引き上げることにより、女性研究者採用比率および女性研究者在職比率を増加させることを目指します。

① 研究教育活動支援

 出産、育児、介護などのライフイベントと教育研究活動を両立し、希望を持って働ける職場環境を整えます。また、女性研究者がその能力を最大限に発揮し、活発な研究活動を展開できるように支援します。

② ライフイベントとの両立支援

 出産・育児・介護等のライフイベントに遭遇した女性研究者を支援するために、子育てや介護に役立つ情報を提供するとともに、地域自治体等と連携して子育てや介護を支援します。女性のための相談窓口を設置し、種々の相談に応ずることにより両立を支援します。

③ 女子学生、大学院生のキャリアデザイン支援

 本学は、すべての学部、研究科が、自然科学あるいは自然科学と人文・社会科学との融合領域の学部・学科・や研究科に相当します。本学に学ぶ女子学生、大学院生の、科学技術分野の研究者としての進路選択を支援します。

④ ①~③の支援プロジェクトに加え、全学の理解と認識を深めまるために講演会、セミナー、研修会等を開催します。また、学内外の女性研究者、女子学生、大学院生のネットワークを構築し、女性研究者が働きやすい職場にするための環境を行います。

【3】現在の取り組み

 鳥取大学男女共同参画推進室は、平成23年10月に設置されましたが、本学の「女性研究者研究活動支援事業」採択により専任教員1名および専任事務補佐員1名が配置されました。現在、男女共同参画推進室が中心となって事業に取り組んでいます。

 研究活動支援のために、研究支援員を大学として雇用し、必要とする女性研究者に配置する研究支援員制度を実施しています。女子学生、大学院生のための研究機関見学会を実施しました。このほか科学技術分野あるいは大学における男女共同参画を推進についての意識啓発を目的とした講演会等を開催しました。 今後、三つの支援プロジェクトを有機的に結びつけて推進することにより、女性研究者にとって働きやすい環境作りを行うとともに、女性教員比率を増加させるための取り組みも進めたいと考えています。

【4】事業終了時の達成目標

 3年間の事業終了までに、鳥取大学全体として、女性研究者採用比率を24%、在職比率を19%、女性教員在職比率を16.8%まで引き上げることを目標としています。

 学部別女性教員在職比率は、地域学部28%、医学部22%、工学部5%、農学部10%を目指します。 職名別女性教員在職比率は、教授相当8.2%、准教授相当13.5%、講師21.8%、助教25.4%、研究員43.4%を目指します。

ページトップに戻る